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2022 ドメーヌ・モン・ブセイ ジュリエナ

フランス, ブルゴーニュ

Domaine Mont Bessay Juliénas

生産国 フランス
地方 ブルゴーニュ
アぺレーション ジュリエナ
ワイナリー ドメーヌ・モン・ブセイDomaine Mont Bessay
ヴィンテージ 2022
ぶどうの品種 ガメイ100%
¥13,750  (税込み)

Domaine Mont Bessay Juliénas

生産国 フランス
地方 ブルゴーニュ
アぺレーション ジュリエナ
ワイナリー ドメーヌ・モン・ブセイDomaine Mont Bessay
ヴィンテージ 2022
ぶどうの品種 ガメイ100%
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データ
コルク
容量 750ml
アルコール度数 13.5%
商品コード MBS4JN--22
UPC 4571642993044
在庫 在庫あり
ワインデータシート (PDF) PDFデータシート
楽しみ方と保管方法

ティスティング・ノート

果実味豊かで飲みやすいスタイルとは一線を画す、特別な個性を放ちます。緻密なタンニンと際立つミネラル感が骨格を形成し、このワインの個性を鮮やかに際立たせています。小さな赤系果実、スパイス、そして花のニュアンスが繊細に重なり合うアロマは実に魅力的。長く続く余韻にはうまみが感じられ、味わいの深さに心を奪われます。時を重ねることでその表清をいっそう豊かに変えていく。そんな奥行きと可能性を秘めたワインです。

生産情報

土壌

ボージョレのブドウ畑はブルゴーニュの南に位置し、両地域の間には途切れがありません。実際、ブルゴーニュとボージョレの両方にまたがるクリュも存在しており、特にジュリエナ、サン・タムール、ムーラン・ア・ヴァンがその代表例です。
また、栽培されるブドウ品種にも両地域の深い関係が見られます。遺伝子研究によって、ピノ・ノワールとガメイが非常に近縁であることが明らかになっており、これが多くのブルゴーニュの人々がボージョレのクリュに強い親近感を抱く理由の一つと考えられます。私たちもその一人です。
ボージョレの丘や谷を歩き回り、この地域で造られるワインを熱心にテイスティングした結果、とパスカルは北部ボージョレのクリュの一つ、ジュリエナにあるこのクリュモン・ブセイに一目惚れしました。この7haのまとまったブドウ畑は、複数の所有者からいくつもの区画を買い集めて手に入れたものです。南南東向きの傾斜に位置し、標高は360mから420mに及びます。この場所からは、モン・ブラン、マコンのブドウ畑、ジュリエナの村、ボージョレの丘陵地帯を一望できる280度の素晴らしいパノラマが広がります。この地ではピンク・グラニット(花岡岩)が有名ですが、実際にはもっと複雑です。私たちの区画には、シルト、粘土、砂岩、さらには花閥岩の砂や青い石(閃緑岩)などが含まれています。

ヴィンテージノート

冬から春にかけて、歴史的な乾燥が続きました。川や水の貯水量は最低レベルまで下がり、春の間はブドウの成長もゆっくりで、開花は5月末になってようやく訪れました。幸いにも、結実期にあたる6月にまとまった雨が降り、ブドウの果実の成長が促されるとともに、若木の生育も助けられました。夏は暑く乾燥しましたが、定期的に訪れた雷雨が畑を潤し、過度な干ばつを防いでくれました。
病気の発生はほとんどなく、収穫までブドウは非常に健全な状態を保ちました。しかし、収量は30h1/haと少なくなり、良質なキュヴェを造るために厳しい選果を行いました。
収穫は8月30日と31日。瓶詰は2024年3月1日。

ブドウ栽培

最良の樹だけを残し、初年度から植え替え作業に着手しました。畑仕事はすぐに有機栽培に切り替えられ、今後はバイオダイナミック農法に則って栽培されていきます。

醸造

ワイン造りにおける唯一の信念は、「できる限り介入せず、テロワールの個性を明確かつ豊かに表現すること」です。この畑で育つブドウは非常に質が高く、優れたキュヴェを
造るために技術的な介入を必要としません。醸造はとても穏やかに行われます。果実からエキスを引き出すのではなく、浸漬により自然と抽出されるのを見守るようなアプローチです。

低温で約1週間、果皮と果汁を漬け込んだ後、発酵が自然に始まります。酵母の添加はしません。ブルゴーニュ的な手法を取り入れており、厳しく選果をした後、ブドウの房の半分を除梗します。浸漬の期間は長く、約25日間かけて行われ、その後、オーク樽で熟成させます。新樽比率はかなり低く、ジヴリにあるドメーヌ・デュ・セリエ・オ・モワンヌですでに3回使用されたものを使用します。

ワイナリー

ワイナリー情報

ドメーヌ・デュ・セリエ・オ・モワンヌのオーナー、フィリップ・パスカルと彼の右腕である醸造家ギョーム・マルコによる新たなプロジェクトが始まりました。クリュ・ボジョレーでのワイン造りの構想は2011 年から温められていましたが、フィリップは2020 年に理想的なエリアをジュリエナでようやく見つけ、3つの所有者から計5ha の畑を引き継ぎました。ジュリエナはクリュのなかでも最も北に位置することで知られ、モン・ブセイという名称はリューディーの名前に由来し、現在では10ha の畑を所有しています。

購入後、畑にあった樹はすべて抜き、粒の小さい実を付けるガメイ・ファンへの植え替えを行い、オーガニックへの転換が進められました。土壌は粘土質ではなく砂質であるため、雨水や表土が流れ落ちないよう細心の注意を払い、適切な対策が施されています。

畑の管理は、ドメーヌ・ド・ペルドリをオーガニック転換させたベンジャミン・ルセが担当。ビオディナミ農法を駆使してテロワールを忠実に表現したワイン造りを行っています。土壌には青みがかった花崗岩も見られ、少し掘るとピンク色の花崗岩が顔を出します。ここから生まれるワインには、風味豊かでジューシーなエキスが感じられ、長い余韻が続きます。ジヴリと同じように、全房発酵、ソフトな抽出、長い樽熟成によりワインにはエレガンスが漂います。

初ヴィンテージとなる2021 年は、ジェームズ・サックリングから91 点という高評価を受け、注目を集めました。2024 年ヴィンテージからはオーガニック認証を取得する予定で、着実に進化を遂げています。