アルノー・アント取り扱い開始のご案内

この度弊社では、ブルゴーニュ・ムルソーにおける最も入手困難な造り手のひとり、アルノー・アント(Arnaud Ente)の正規取り扱いを開始いたします。

アルノー・アントは、1990年に家族から受け継いだ小さな畑からキャリアをスタートさせ、細部まで行き届いた畑仕事と緻密な醸造哲学によって、現在では、世界的に高い評価を得る生産者として知られるようになりました。今やムルソーのライジングスターとして、世界中のワイン愛好家がこぞって追い求める入手困難な存在となっています。

【自然への敬意と畑仕事へのこだわり】
アルノーは早い段階から区画ごとの特徴を把握し、それぞれに最適な管理を行う「区画ごとのアプローチ」を実践しています。さらに、カバークロップの管理、セーヴ・デュ・クロをオリジンとするマサル・セレクション、樹液の流れを尊重した剪定、気候変動に対応するパリサージュ、そして的確な収穫タイミングの見極めや収量制限など、多岐にわたる丁寧な作業を徹底しています。1haあたりの作業スタッフの多さはブルゴーニュでもトップクラスであり、その精緻な畑の管理作業こそが、彼のワインの際立った酸、澄んだ透明感、完璧なバランスをもたらす大きな要因となっています。

【醸造における精緻さと革新性】
2003年の熱波を転機として、アルノーは酸を軸に、できる限り繊細なアロマを持つワインを造り、かつテロワールを最大限に表現することを目指してきました。飲み手がワインを通じて土地の個性を純粋に感じ取れるよう、醸造技術がアロマに一切影響しないように細心の注意を払っています。また、ワイングローブの開発に携わった醸造家として、クリエイティヴな革新性でも特筆すべき存在です。ワイングローブを使用することにより、ワインにはほかにはない純度や静けさ、緊張感が宿り、独自の表現が生まれています。これこそが、妥協なき研鑽の結晶です。

【存在感ある品質と国際評価】
ムルソーには既に名門ドメーヌが存在しますが、海外ではもはやライジングスターの枠を超え、確固たる地位を確立しています。品質に納得できない場合にはリリースを見送るなど、妥協を一切許さない姿勢は注目すべき点です。さらに、プルミエ・クリュを村名に、村名を広域のワインに贅沢にブレンドするなど、すべてのキュヴェの品質を徹底的に高めようとする姿勢も特筆に値します。

【稀少性とご案内について】
弊社がご案内できる数量は極めて限られています。生産量が非常に少ないため市場にはほとんど流通せず、ヨーロッパでも3つ星・2つ星レストランでのみ消費されている状況です。入手そのものが“幸運”と表現されるほどの稀少性をもち、世界中のワイン愛好家が心待ちにするワインです。
お取り組み状況に応じて完全割当てとさせていただきますが、日本においても、アルノー・アントの明確な個性と価値をしっかりとご提供できることを願っております。
 

取り扱い商品一覧

>>>アルノー・アント(Arnaud Ente) 取り扱い開始のご案内文書をダウンロードする